暗号通貨

オプショントレードの対象としての暗号資産の考察

こちらで紹介したように2023年8月21日~8月31日まで「暗号通貨オプション付与キャンペーン」を行っています。低いハードルで暗号資産オプションをもらえるキャンペーンですので、ぜひおすすめします。

 最近、暗号通貨オプションを行っているCoinCallのことを知り、暗号通貨オプションを取引しています。トレード対象として暗号資産を触ったことは過去には何回もあります。

 日経平均はほぼ毎日値動きをみているので、肌感覚で性格を把握しています。例えば「今日は-400円だったからずいぶん下げたな」「今日の値幅40円って、あまり動かなかったね」という感じです。

 暗号資産は毎日値動きを追いかけていたわけではないので、その辺の感覚がありません。オプショントレードの対象とするにあたり、まず敵を知るということから、暗号資産とはどういうものか確認しようと思い記事にしました。

比較対象の資産

 暗号資産として代表的なビットコイン(BTC)を取り上げ、比較対象として日経平均株価ドル円レート、あと個別株として個人の人気が高いソフトバンク(9984)を取り上げます。参照したデータ元は以下の通りです。

暗号資産(BTC)
参照サイト:CoinMarketCap
参照期間:2018/9/22~2023/8/25

日経平均株価指数
参照サイト:日経平均プロフィル(日経の指数公式サイト)
参照期間:2020/1/6~2023/8/25

ドル円為替レート
参照サイト:Investing.com(インベスティングドッゴコム日本版)
参照期間:2018/3/18~2023/8/25

ソフトバンク(9984)
参照サイト:SBI証券のHyper SBI2
参照期間:2017/3/17~2023/8/25

各資産の前日比のばらつきについて

 各資産について、前日と比較してどれくらい変動するのかを確認しました。具体的には各資産について前日比の標準偏差をとりました。標準偏差が大きいということはばらつきが大きい、例えば今日は前日比-5%、明日は前日比+3%と毎日動きが大きい、標準偏差が小さいということは、毎日前日比からそんなに変わらないということを表しています。また前日比プラスなのかマイナスなのかは考慮せず、単純に前日比の値幅のばらつきも確認したいので、絶対値でも確認しています。

なるほど・・・・標準偏差の数字が2倍なので2倍変動するというわけではないのですが、傾向はわかります。
確かにドル円は1%動いたら相当動いたとニュースになるくらいですので、標準偏差も小さいです。
暗号通貨はなんとなく変動幅大きいだろうなと思っていましたが、やはり標準偏差は大きいです。日経平均と比べても相当な大きさです。
変動としては「個別株のソフトバンクよりある程度大きく動く」と考えて間違いなさそうです。

上昇下落ランキング

次に各資産の上昇率と下落率を測定の範囲内でランキング表示してみました。

暗号通貨の下げ幅が目につきます(笑)トップ10の下落率は全て-10%以上、No1の下落率は-37%ですからびっくりです

ただ、逆に言えば過去5年間の中で-20%以上下落したのはその1日のみです。考えうる最大の下落幅がどれくらいなのかということを把握すれば、必要以上に恐れることはないと考えています。下落率と上昇率についても、トップ10の数字はソフトバンクと近いものがあります。

ここでも暗号資産(BTC)とソフトバンクの値動きについては近いものがあると考えてもいいかなと思います。

急騰急落する確率について

暗号通貨(BTC)について、標準偏差から正規分布曲線を作成しました。-37%を加えると、グラフの左側がとびぬけてしまうので、イレギュラーなデータと勝手に決めて削除しました(笑)

これからいえることは

「5日に1回くらい±4.0%の変動が予想される」

ということになりました。実際に測定範囲内で上昇率+4.0%以上の日数は177日、下落率-4.0%以上の日数は150日、測定日数は1,800日ですのでほぼ計算に合致しています。

ちなみに同じように日経平均で計算してみると「5日に1回くらい±1.5%の変動が予想される」という計算になりました。日経平均を日々見ている立場からすると、大きく外れていないかなっていう感覚なので計算としてはほぼ合っているのではないでしょうか。

結論

以上のことから、私の感じた暗号資産の値動きの印象としては

・値動きは個別銘柄(ソフトバンクなど)とほぼ同じ感覚
・日経平均先物の3倍くらい動く
・値幅を伴って相当の大きさ上昇したり下落したりすることがある

 ただ、暗号通貨オプションをスタートさせて以降、今日調査したほどの値動きは感じていません。暗号通貨のサイトを見ても、今はボラティリティが小さいということらしいです。

暗号通貨オプションをするにあたって、必要以上に恐れることなく敵(対象資産)のことをよく知ったうえで取引をしたかったので、ある程度確認できたことは今後のトレードに役立つと考えています。

暗号通貨を資産として保有している人はもちろん、オプショントレードに興味ある人にもハードル低くトレード可能と思います。ぜひCoincallで口座を開設してトレードしてみてください。

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